布製タイヤ滑り止め オートソック!布が雪道を滑らず走る!
異常な雪により迅速な対策が必要とされている。
そこで今回は最新式のタイヤチェーンを見つけたので、それを紹介していく。
布製タイヤ滑り止め
そのタイヤチェーンは「オートソック」。

従来のタイヤチェーンとは全く違う、布製のカバー製品をかぶせて雪に対抗するという、今までにない製品である。
チェーンというよりもカバーに近い。
従来の製品は、鎖をかぶせて雪道を踏みしめるタイプと、ラバー製で取り付けられたスパイクで雪を捕らえるタイヤに張り付けるタイプがある。
だがオートソックは金属類を一切使っていない。
しかしその効果はかなり高いものだとのこと。
布製であるために折りたたむようにしてコンパクトに収納して置けるため、緊急時に装着することにこの上なくかみ合っている。
金属製やラバー製では取付が難しく手間がかかり、しかも重く場所を取りがちであるが、これはそれらを改善させた、まさに画期的かつ効果的なチェーンなのである。
重量一キロもないので車においておくにも最適。
降雪地域、そうでない地域で雪に降られ、対応に追われそうになるという方にお勧めのカバーである。
雪道で効果を完全に発揮
実際に装着しての雪道での走行実験を行った結果、問題ないという結論に達した。
スタッドレスタイヤでは、トレッド面で雪を捕らえ、金属やゴムチェーンではスパイクなどの突起部を雪に食い込ませ、これでとらえ走行を可能にしている。
オートソックの場合はナイロン布の微細な繊維の毛羽立ちで、この繊維が雪に張り付くようにして捉える。
これにより強力なグリップ力を発揮する。
凍結し、アイスリンクみたくなった道路ではどんな効果が出るか、凍結路面は表面に水分が付き摩擦力がなくなり、滑ってしまうのである。
オートソックはナイロンが水を吸い上げ、路面と確実に接触させることに成功。
実際、雪の降った道路で走行テストをしたが、スタッドレスをしのぐ走りを見せ、停車状態からスタートでも空転は少なく、大したスリップもなかった。
普通の路面のような走りはさすがにできないが、それでも雪の道でも効果は十分に発揮されていることが分かった。
コーナーリングでもスリップは少なく感じられたとのこと。スタッドレスは加速などの縦方向のグリップに秀でているが、オートソックはそれに捉われていないからゆえの結果である。
そして布製なので装着してもチェーンを巻いた時の振動はほぼ感じられなかったとのこと。
スタッドレスは劣化した際に、走行に明らかに影響が出るものとされ、とくに凍結路面で顕著に表れるがとされるが、オートソックで劣化を賄えもするだろう。エマージェンシー時に効果が出ることは間違いない。
緊急時にも常用しても問題なし
ここまで聞くと非常に効果があると思えるが、過信は禁物である。凍結路面でも坂道発進もできるが、かなりの慎重さが求められる。特に状況や路面状態は同じわけがないのでコンディションで判断を誤らないほうがいい。
しかし雪道での性能は十分だと証明されたのも事実。
安心して装着ができる。
雪に耐性がない地域のドライバーの皆さんへの緊急時用の製品としては申し分ないものである。
応用で、他のチェーンとも合わせるやり方もあるが、それは個人次第である。
4輪全てに装着すれば、かなりの効果が出そうであるが、スタッドレス4本に比べれば安価で済むのでおすすめできる。
これからが雪の本番であり、異常気象もありどの様な天気になるが予測つかないので、用意しておくに越したことはない