充電式LEDランタン
災害時の停電では「明かり」の確保も困難になり、犯罪の発生率の上昇すらも懸念される。
そこで必要最低限の条件を満たせるライトがあったので書いていく。
大容量充電式ランタン
それが「充電式LED防災ランタン」。
11200mAhバッテリー搭載の、大容量電気式の防災用ランタンである。
モバイルバッテリー機能搭載で、スマホや携帯電話、各種デジタル機器の充電が可能で、「iPhone8」なら4~5回の充電が可能である。
出力は2.1A出力で、IPadやタブレット類も充電が可能な強力な充電機器として非常時の連絡機器に電気が供給できる。
最小出力なら、510時間、約「21日間」連続して点灯が可能で、最大輝度時は25時間、「約1日」の連続点灯が可能。
縦10.6㎝、重量300gとコンパクトサイズで置き場所を取らない。
あくまで「点灯」のみに使用するのなら充電も持つだろうが、各種機器の充電に使用するとバッテリーの浪費になり、早く充電が切れてしまう可能性もある。
停電時の明かりの確保や、停電時の電源の確保、車両に乗車中に事故や渋滞、車中泊の際の「灯」の確保、一番は避難所での生活に用いるという点である。
避難所も安全とは言い切れず、スペース内の精神面の安定、位置の照明、光がないだけでかなりのデメリットがある。
シンプルゆえに強い
キャンプなどのアウトドア、読書灯や受験勉強などの際のサブ照明、クローゼットや物置など明かりない場所へ明かりをともしたり、夜間の外出や帰宅時にバッグやベルトに吊り下げる等。
日常生活でもシンプルゆえに、使いどころが多く選択できる防災ライトである。
懐中電灯としても使える、シンプルゆえの強みがある。
だが他の「手回しラジオ」の様に、レバーを回しての自家発電機能が付いておらず、本体を充電するには他に電源がなければ、充電不可能という欠点もある。
つまり使うには、最低限の電源が確保できる環境が必要になる、というわけである。
つまり最低限「明かり」の確保に焦点を当てており、単純な明かりだけなら十分事足りる性能を持つ。
場面によって、昼白色、電球色、自然色、赤色灯点滅(SOS)の4色灯切り替えが可能。
赤色灯点滅を除く、各点灯で無段階調光が可能で、光の微調整ができ、電源を切っても前回設定した明るさを記憶しており、使用の度の設定の必要がない。
折りたたみ式のフック付きでかばんやバッグにぶら下げることもでき、4段階のインジゲーターランプでバッテリー残量を一目で確認できる。
ラジオの類は付いていないので、情報収集では不利な面がある。
高い防水性とホコリに耐性が高く、過充電、過放電を防止する回路を搭載し、事故を防ぐ。
明るさの調整、電源のON・OFFは2つのボタンのみで簡単に操作できる。
避難所では就寝時の電光は重要で、夜間の行動に支障も出かねず、避難所内での犯罪の防止効果も見込めるという。
「生活」面で活躍してくれるグッズというわけで、緊急時に避難所への移動が義務付けられている地域、またはそうなる可能性が高い地域では、明かりと電源の確保のために買っておいた方がいいランタンである。
「ラジオや自家発電」という「多機能性」ではほかに劣るが、十分な充電さえしておけば、光で色々な場面で応用が可能なランタンである。